獄丁ヒグマ 【第1話 現の獄卒】のネタバレ・感想

漫画の出だし

「ここは現世 地獄の亡者が焦がれ懐かしむ 生者の世界」

地獄の亡者が手首を切断される。手の甲に漢字が書かれている手首が3.4本飛び回り、壱と書かれた手首が地獄の亡者の顔を掴む。「現世に仇なす 脱走者はひとり残らず地獄いきだ!」その亡者の目の前に立っている角のついた帽子をかぶった男が、主人公のヒグマ。

ヒグマとアヤハの出会い

春先のとあるバス内でのこと、酔っ払いが一人の少年に席を譲るように絡んでいた。暴言を吐く酔っ払いに対して、「なんで誰も何も言わないんだ。」とイライラしながら近くで見ていた少女。しかし、少年は、「すいません、よかったら座ります?」とニコォと笑顔で対応した。少女はさらにイライラし、その酔っ払いに文句を言うが、少年が止めに入り、手を引かれて、バスを降りた。その時、手を引かれている感触はあるのに、何もない!

流れで少年と少女は一緒に降り、少年は、「お姉さんの左手がさ、持ってちゃいけないものを持っているから その財布。」と一言。少女は、くそ、またやってしまったと顔に冷や汗をかいた。「あなたみないな人は みんなこの駅で降りる。お祓いのために」とずばり目的を当ててしまう少年は、その寺の住職のひ孫。少年の名前は「篝手(かがりて)ヒグマ」少女の名前は、「来峰 アヤハ」高校三年生。

アヤハの奇妙で大きな悩み①

アヤハはヒグマに悩みを打ち明ける。それは、気づいたら盗んだものをカバンに入れて持ち帰ってしまうこと。「ほんとにしないよ!こんなこと、他人のものを盗んだりしない・・・!」真剣に話しているアヤハに対して、ヒグマは何かに気付いた顔をした。すると、ズボッとアヤハの額、眉間のところから頭の後ろに手をつっこんだ。そして、手を持っていたのは、「魑魅(すだま) 在獄機関20年以下の最下級の亡者」だった。魑魅に憑かれると自分の意志をは無関係に罪を犯してしまう。その魑魅をヒグマは手で潰し、消した。

ザイジュが見えるようになったアヤハ

「今ので、多少視えるようになっちゃったかね。」アヤハは腰を抜かし驚く。部屋中に武器を持った手首が10個以上飛び回っている。全部俺の手だ。”ザイジュ”と呼ばれる俺の仕事道具。今のことろ全部で11対。

ヒグマの正体

アヤハにとりついていたのは、地獄から脱走した罪人の亡者だった。400年ぐらい前に地獄から大量の脱走者がでてしまった。亡者に憑かれたものは、人が変わったような行動をとる。ヒグマは先祖代々、亡者を捕まえて地獄に送り返す仕事を任されてきた一族だった。ヒグマはアヤハを送ろうと、「壱号」とザイジュを呼び、”転送用 地獄釜”を持ってこさせた。これに住所を言うと、炎がでてきて、触れると一瞬でうちまで帰ることができるらしい。

ヒグマ「そうだ、アヤハさん、バスでは かばってくれてありがとうな」

アヤハ「でもなんか私余計な事したみたいな感じだったじゃん。」

ヒグマは笑いながら「そういうわけじゃないよ。俺はああいう小さいことで揉めるのは、苦手なんだ。腹もたてたくないし、気に留めようとも思わない。あなたは、正義感の強い人だ。それを踏みにじられて悔しかっただろう。同じようなことが起きたらまたおいで。必ず助けてあげる。」

そう言って、アヤハは炎に触れ、自分の部屋に一瞬で着いた。ベットに座り、自分の手をみて、本当に盗み癖が治ったのか不思議に思った。

アヤハの奇妙で大きな悩み②

「アヤハ」ドアの隙間から怖い顔して兄が名前を呼んできた。

兄はアヤハの帰りが遅いことに怒ったが、アヤハはとっさに、ずっと部屋にいたと嘘をついた。すると「そうか」と言っていきなり、アヤハの首を兄はつかんできた。「次、くだらない嘘をついたら、2階の窓から宙づりにする。1階へ降りて夕食をとれ」

数か月前、当時受験生だった兄が豹変した。規律という言葉で家族をコントロールし、狂気じみた暴力ですべてねじ伏せられた。兄は別人のように変わってしまったんだと考えているときに、ふとヒグマの言葉を思い出すアヤハ。「奴らに憑かれたものは、肉体を乗っ取られ、人が変わったような行動をとる」アヤハは兄のかつての朗らかさを思い出し、まさかと思ったが「・・・亡者?」と口にした。すると、兄が怖い顔をしてぐるんと振り返り、「誰かに何か吹き込まれたな?」ぞっとするアヤハ。兄の口からシュルっと紐のようなものが伸びてきた。「おかしいとおもったんだ、仕込んでおいた魑魅も消えておる」と兄は言いながら、アヤハに近づいてきた。アヤハは兄じゃない別のものが入っていると確信し、ヒグマに連絡しようと携帯に手を伸ばしたが、兄に壊されてしまう。

兄「さて、お前の始末をどうつけようか、騒がれても面倒だしここで殺してしまおうか」アヤハは、仲良かった兄とヒグマを思い出し、亡者に対して怒りがました。

アヤハ「兄貴の口で、胸糞悪いこと言うな!その身体からとっとと出ていけバケモノ!」

亡者にとり憑かれた兄は、口から何本もシュルシュルと縄をアヤハに向かって出し始めた。

アヤハが兄に・・・

アヤハが亡者にとり憑かれた兄に狙われそうになった瞬間、ヒグマがアヤハを抱えて助け出した。ヒグマのアヤハの身近にもっと強力な亡者がいるという勘があたり、様子を見に来たが、兄にとり憑いた亡者は格が違う。

”知性”と”異能”と”名前”を持つ上位の亡者【在獄期間117年 脱走者 黒縄墨手】

兄にとり憑いた亡者がアヤハを襲い、縄に巻きつかれてしまった。すると、ヒグマは「あれは、誰だ?助けてほしいのは誰だ?」

アヤハの想い

「私のことを殺すって言ってたうちの兄貴。これ以上兄貴の手を汚させてたまるか、頼むよ、兄貴を助けてほしい、ヒグマ!」

アヤハの想いを受け取ったヒグマは、目つきが変わり、「よし、任せろ、今からその怒りを悔しさは。俺のものだ!!!

そう言って、変身した。亡者は、ヒグマを見て驚き「二本角の獄そう、獄卒人か!!」と叫んだ。

閻魔大王が様子を確認

たくさんの六角形の鏡のようなものに、ヒグマの様子が写っている。

閻魔大王は「新しいザイジュが手に入りそうだ」と遠くからヒグマの仕事の様子を見ていた。

ヒグマを見て亡者が怯えだす

亡者「閻魔の手先が!わしを地獄へ連れもどしに来たか!」急に怯えだした亡者が縄でヒグマを襲う。

ヒグマは、先ほども読んだ刃物を持ったザイジュ肆号を呼び、「ザイジュ解放!」と言った。すると、ボッと音をたて、ヒグマの

手にザイジュがくっつき、「火聚ノ大鉈」と叫ぶと刃物が大きくなり、縄を切り刻んだ。

ザイジュはヒグマを一体となり、”解放”されて初めて本来の力を発揮する。壱号を呼び、兄から亡者をたたき出す。そして、刃物で亡者の手を切りとった。「人の命を盾にしようをするな!!!その人はお前の所有物ジャパンないんだよ」ヒグマは怒り、鬼のような顔をして亡者にとどめをさした。

その様子を見ていた閻魔大王は、亡者の切り取った手に印をつけた。そして、アヤハに対しても「加えておこう」といい、アヤハの手にも印をつけた。

感想

主人公ヒグマのキャラがかわいらしい場面と強くかっこいい場面とがあって好印象でした。脱走した亡者を捕まえてザイジュを集めていく話なのですが、人にとり憑きストーリー性があって面白かったです。ザイジュがヒグマの仕事道具としてこれから活躍していくのでしょう。最後にアヤハの手に閻魔大王が印をつけましたが、ヒグマと一緒に亡者を倒していくのか、今後どういう展開になるのか気になります。