獄丁ヒグマ 第2話【罪の在処】

前回のあらすじ

ヒグマは脱走した亡者を捕まえて、地獄に送り返す仕事をまかされた一族。アヤハや兄にとりついた亡者をヒグマが取り除いてくれた。アヤハはヒグマの仕事道具であるザイジュが見えるようになった。

普通に戻った兄とアヤハだが・・・

アヤハが兄の部屋をノックに、声をかける。しかし、浮かない顔をするアヤハ。

そのころ、ヒグマはぐーたらし、ザイジュを使って着替えや歯磨きなど身の回りのことをしてもらっていた。

その様子を偶然見ていたアヤハ。実は、前の依頼料でヒグマの寺でバイトをすることになった。

兄のことで気になっていたころを話すアヤハ。

元の優しい兄貴に戻ったけど、憑かれていた時の記憶が断片的に覚えているみたいで、仕事以外ずっと部屋にとじこもっている。アヤハも亡者にとり憑かれていたが自分自身が物を盗み、手を汚してしまったことに変わりはないと罪悪感が残っている

火事現場に呼ばれる

ヒグマに亡者が暴れていると連絡がきた。アヤハも一緒に行こうと誘われ、烙(ロク)の炎で現場に到着。ヒグマの部下(分霊者)が本命の亡者はビルに屋上にいることを報告してきた。この分霊者は一般人には見えていないがアヤハには見えている。

今回の亡者は「在獄期間107年”火霧雲”

ザイジュで亡者を倒す意味

ヒグマは400年ずっと、獄卒人の篝手一族。亡者を一人残さず捕まえて、亡者のいない現世を取り戻すことが獄卒人の悲願

ザイジュはただの仕事道具ではない。罪と命の結晶である。そういって、ザイジュを呼んだ。アヤハは気づく。そのザイジュは兄貴にとり憑いていた亡者の手だった。倒した亡者の異能を自分のものにする。手は人の罪の宿る場所のひとつです。他人を傷つける時も物を盗むときも人は”手”を用いる。だからその罪業を断ち切るため、獄卒人は刃を振るい。そして、切り離した手をザイジュとして使うのは、その手に贖罪を行わせるためである。そういって、ヒグマは、兄貴にとり憑いていた亡者の手を使って、”火霧雲”という亡者を倒した。

アヤハの手もお兄さんの手も真っ白

兄にとり憑いていた亡者の手を直に見てもらおうかと思ってヒグマはアヤハを現場に連れてきた。ヒグマが亡者の腕ごと切り落とし、切り落とされた罪は、今後同じように亡者を狩るための力となる。残されたお兄さんの手はまっしろだよ。自分を見失ったらいけないよとヒグマに言われ、報われたアヤハ。

感想

手にはいろいろなことをするときに使うが、悪いことをしたときにも手を使っている。亡者にとりつかれてしてしまった事でも自分の手でしたことに変わりはないと気になっていたアヤハと兄だったが、今回のザイジュで倒す意味を知って報われた。亡者の手を切り落とし、それを別の亡者を倒すときに使用して力を発揮する。アヤハもお兄さんも残された手は真っ白だから、これでアヤハもお兄さんも気持ちが晴れてほしいと思った。